この度、株式会社ariGaTは建設キャリアップシステムの認定登録機関となりましたので今回は建築キャリアアップシステムについてご紹介させていただきます。
建設キャリアアップシステム(Construction Career Up System, 略称CCUS)とは、建設業に関わる技能者の資格・社会保険加入状況・現場の就業履歴などを登録・蓄積し、技能者の適正な評価や建設事業者の業務負担軽減に役立てるための仕組みのことで、国土交通省が推進しています。
建設キャリアアップシステムの登録は義務?
2022年8月現在では、外国人を雇用している企業を除き、建設キャリアアップシステムの登録は義務化されていません。しかし、国土交通省が2023年度からのあらゆる工事での建設キャリアアップシステム活用の原則化に向けて、建設キャリアアップシステムの普及・活用に向けた官民施策パッケージを打ち出したことにより、近いうちに建設キャリアアップシステム登録の義務化が予想されますので、早めにシステム導入の体制を整えておくことが重要です。
建設キャリアアップ未登録のデメリット3選
経営事項審査の加点項目の条件を満たせない
経営事項審査では、建設キャリアアップシステムでの技能者レベルに応じた加点が行われています。よって、建設キャリアアップシステムに登録していない場合、経営事項審査の加点項目の条件を一つ満たせないということです。
元請事業者から選ばれない
技能者の保有資格や現場の就業履歴を蓄積できる建設キャリアアップシステムを利用することで、元請事業者に対して自社の能力を客観的に提示し、施工能力のアピールが可能です。そのため、建設キャリアアップシステムのデータを参考に元請事業者は発注先を決定することも想定されますが、建設キャリアアップシステムを利用していない企業では施工能力が可視化されていないため、システムを利用している企業よりも不利になることが考えられます。
長期雇用の実現が困難
これまでの建設業は、技能者の経歴や技能が可視化されておらず、客観的な評価ができませんでした。そこで、技能者の技能やキャリアを見える化することで技能者を適正に評価し、技能者の処遇を改善するために建設キャリアアップシステムが運用開始されたのです。建設キャリアアップシステムを利用しない場合、技能者の能力を適正に評価できないため、適切な人事評価が行なえず、自社の従業員からの不平不満が増えてしまいます。従業員から企業に対して不平不満が増えてしまうと、同じ企業で働くモチベーションが低下し、転職されるリスクも高まります。
建設キャリアアップシステムの認定登録機関って何?
運営主体が認定する建設業関係団体等で、申請書類の受け取りや記入補助、及び運営主体に代わって情報をシステムに登録する機関の事です。
インターネット申請が難しいと感じる方は、認定登録機関による申請がおススメです。
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